日本国内人気ナンバーワンの観光地「沖縄」ですが、ここでは郷土料理としても地元で親しまれている沖縄そばが大人気です。 沖縄には多くの沖縄そば専門店がありますが、庶民的な地元の方に愛されるお店から、観光客に大人気の有名店など様々で、お店によって味や麺の風味も異なります。 沖縄そばを食べた経験がある方は、沖縄そばはうどんのようなラーメンのような食べ物であることがわかると思いますが、いったい「お蕎麦」となにが違うのでしょうか。
沖縄そばの由来
そもそも、私たちに馴染みが深いお蕎麦は、30%以上のそば粉が配合されている食品となります。 そば粉がそれ以下。 もしくは配合されていない場合は、蕎麦と表記してはいけない決まりになっているからです。
では、どうして沖縄そばは、そばと表記しても良いのでしょうか。
今からさかのぼる事1976年、沖縄が日本に変換されてから4年目の年です。
この年に沖縄そばは、そば粉を配合していないと言うこともあり、公正取引委員会からネーミングにクレームがついたと言われています。 しかし、翌年の1977年になると、「沖縄そば」と言うネーミングで正式にそばを使うことが認定されました。
そのため、沖縄そばに関してはそば粉を使用していないにもかかわらず、そばと言う表記ができるようになったのです。
沖縄蕎麦はどんな原料で作られているのか
沖縄そばの原料は、主に小麦粉となっています。 ラーメンと同じように、小麦粉にかんすいを加えたものが沖縄そばの麺となっています。 ですが、沖縄そばを食べると分かりますがラーメンと沖縄そばではかなり味が異なります。
なぜ、沖縄そばとラーメンでは味が異なるのでしょうか。 その理由を見てみると、麺の保存方法に違いがあるようです。 沖縄そばは作ってすぐに茹でると言う工程を入れます。 そのため、食べる前に麺を茹でるラーメンとは食感も麺自体の味も異なってくるのです。
さらに大きな違いは、スープにあります。
沖縄そばは、かつおだしで作られたスープが多くを占めておりますが、ラーメンの場合は鶏がらスープや豚骨スープなどを用いられて作られています。 だからこそ、ラーメンのようなうどんのようなそんな味がする料理なのです。 沖縄そばがどのようなものか分からなくて、蕎麦を連想して食べると、全く異なる料理の為、驚く方も多いかもしれませんが、沖縄そばが持つ癖になるような味わいが、観光客からも愛される秘訣なのだと思います。
蕎麦好きの方も、一度は沖縄そばの魅力を堪能してみて下さいね。
