お蕎麦には蕎麦つゆが欠かせません。冷でも温でもつゆの味がポイントとなります。蕎麦つゆによく
使用されるのが「めんつゆ」。市販でもよく売られており、日本料理には欠かせない調味料となっています。
めんつゆとは?
めんつゆをちょっぴり舐めてみてください。甘いような、優しい味がします。見た目は醤油みたいなのに
不思議ですよね。めんつゆは醤油・出し汁・みりん・日本酒・砂糖などを混ぜ合わせて作られているので
味に深みがあり、煮物や麺類のつゆによく使われるのです。めんつゆに使う出し汁はしいたけや昆布、削り
節など。使う原料や分量によって様々な味のめんつゆが楽しめます。
めんつゆの歴史は長い!
めんつゆの歴史は蕎麦と同じくらい長いと言われています。味噌と水を煮詰めたものを布製の袋に入れて吊るして作る「たれみそ」が元と
されており、「たれみそ」と「しょうゆ」2つの原料から作るつゆの製法が1750年頃に記述されています。たれみそは
室町時代より存在し、うどんのつゆなどに使われていました。
蕎麦つゆは種類豊富で様々な味がある
蕎麦つゆ(めんつゆ)は先ほども言いましたように、醤油や砂糖、日本酒、出し汁など色々な原料をベースに作られています。出し汁1つでも
しいたけや鰹節など使う材料によって味が変わるので、蕎麦つゆは本当に奥が深いんですね。めんつゆの味は地域によっても好みが分かれ、
その場所その場所に合わせた蕎麦つゆが作られます。味はもちろん、つゆの濃さや色も違いあり。自分好みの味を見つけた時、お蕎麦に
ハマってしまう方も多いようです。
市販のめんつゆで作る「蕎麦つゆ」
市販のめんつゆで蕎麦つゆを作る際は、一般的にそのまま使うストレートタイプや水やお湯で薄める濃縮タイプが使われます。冷で食べる場合、薬味として小ネギや
わさび、大根おろし、海苔などを入れて食べる家庭が多いです。市販のめんつゆはお手頃価格で使いやすく、醤油よりも愛用している!という方も少なく
ありません。お蕎麦屋さんの蕎麦つゆも絶品ですが、市販のめんつゆでオリジナル蕎麦つゆを作って色々なお蕎麦を食べ比べるのも面白いですよ。
お蕎麦の永遠のお供「めんつゆ」。メインではありませんが、ときにお蕎麦の好き嫌いを分けるほどの影響を与えるので侮れません。今までお蕎麦に興味が
無かった方もぜひ蕎麦つゆと共に味わってみてくださいね。余った蕎麦つゆに蕎麦湯を入れて飲むのも忘れずに・・・